恐ろしいことを前に、何を備えるべきか
創世記43章は、恐れが消えるのを待つのではなく、責任をもって備え、必要なことを実行する姿を示しています。

恐ろしいことを前にすると、悪い結果ばかりを想像し、動けなくなることがあります。創世記43章に登場するのは、恐れがなくなってから行動した人々ではありません。彼らは自分たちにできる備えを整え、事実を隠さず、なすべきことを実行しました。
食糧が尽き、決断を先延ばしにできなくなりました
その地では飢饉が激しく、ヤコブの家族がエジプトから持ち帰った穀物もすべて尽きてしまいました。ヤコブは息子たちに、もう一度エジプトへ行って食糧を買ってくるように言いました。しかしユダは、末の弟が一緒でなければ、エジプトのあの人に会うことはできないと説明しました。
ヤコブはベニヤミンを送り出すことを恐れていました。しかし、家族には食糧が必要でした。ユダは、自分がベニヤミンの責任を負うと約束しました。そして、これ以上ためらわなければ、すでに二度は往復できていたはずだとも言いました。危険から目を背けても、必要そのものがなくなるわけではありませんでした。
ヤコブは、自分が備えることと神に委ねることを分けました
ヤコブはついに、ベニヤミンを送り出すことを決めました。そして息子たちに、その地の名産品を贈り物として用意させました。穀物を買うための代金は二倍持たせ、以前、袋の中に戻されていた銀も持ち帰らせました。手違いで戻された可能性まで考えたからです。
そのうえでヤコブは、全能の神が憐れみを与え、もう一人の息子とベニヤミンを無事に帰してくださるよう願いました。彼は何の備えもせず、ただ結果を待ったのではありません。自分に用意できるものを整えたうえで、自分では決められない結果を神に委ねました。
兄弟たちは恐れながらも事実を打ち明けました
ヨセフの家へ案内された兄弟たちは、以前、袋の中から見つかった銀のことで捕らえられるのではないかと考えました。奴隷にされ、ろばまで奪われるのではないかと恐れました。そこで彼らは、家の入り口で自分たちから管理人に近づきました。
兄弟たちは、前回食糧を買った後、袋を開けてみると銀がそのまま入っていたと説明しました。その銀を返すために持ってきたこと、さらに新たに食糧を買う代金も別に用意してきたことを伝えました。誰が銀を入れたのかは分からないとも話しました。管理人は「安心しなさい。恐れることはありません」と答え、シメオンを連れてきました。兄弟たちが想像していたことと、実際に起きたことは違っていました。
今日は、先延ばしにしていた備えを一つ終わらせてみましょう
恐れが大きいほど、まだ起きていない結果を決めつけたり、決断を先延ばしにしたりしやすくなります。今日すべきことの中から、不安のために後回しにしていることを一つ書き出してみましょう。そして、そのために自分が責任をもって備えるべきことを具体的に確かめてみてください。
返すべきものがあるなら返し、説明すべき事実があるなら、正直に伝える内容を整理できます。備えができたら、すべての結果を自分でコントロールしようとせず、実際に行動へ移してみましょう。創世記43章をもう一度読み、登場人物たちが何を備え、どのように行動したのかを確かめたい方は、聖書を読むをご利用ください。
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