出エジプト記12章の過越の夜に何が起きたのか
出エジプト記12章に沿って、過越の夜にイスラエルの家々が災いを免れ、民がエジプトを脱出するまでの出来事をたどります。

出エジプト記12章の過越では、主が小羊の血のあるイスラエルの家々を過ぎ越し、ご自分の民をエジプトから導き出されました。主はそれに先立ち、モーセとアロンに、小羊の備え方と守るべき定めを詳しく告げられました。出エジプト記12章には、その命令がどのように実行され、その夜に何が起きたのかが記されています。
イスラエルはその夜をどのように迎える準備をしたのか
主はイスラエルの会衆に、家族ごとに一匹の小羊を選ばせました。一家の人数が少なすぎる場合は、隣の家族と一緒に人数と食べる量を考え、一匹を用意することになっていました。小羊は傷のない一歳の雄で、羊または山羊の中から選ぶことができました。
イスラエルの会衆は、その小羊を定められた日まで取っておき、夕暮れに屠らなければなりませんでした。その血は、肉を食べる家の戸口の両側の柱と鴨居に塗りました。肉は火で焼き、種なしパンと苦菜を添えて食べ、朝まで残ったものは火で焼き捨てるよう命じられました。
食べるときの姿にも決まりがありました。腰に帯を締め、足に履物を履き、手に杖を持ったまま、急いで食べなければなりませんでした。主はこれを、ご自分の過越であると言われました。
小羊の血はどのようなしるしとなったのか
主はその夜、エジプトの地を巡り、すべての初子を打つと告げられました。しかし、イスラエル人が住む家に塗られた血は、彼らのためのしるしとなりました。主がその血をご覧になると、その家を過ぎ越されたため、災いによって彼らが滅ぼされることはありませんでした。
モーセはこの命令をイスラエルの長老たちに伝えました。家族ごとに過越の小羊を屠り、ヒソプの束を血に浸して、鴨居と戸口の両側の柱に塗るよう命じました。また、朝になるまで、だれも自分の家の戸口から外へ出てはならないと告げました。
イスラエルの子らは、主がモーセとアロンに命じられたとおりに行いました。本文は、主が血のある家を過ぎ越し、滅ぼす者がその家に入って打つことのないようにされたと明らかにしています。
その夜、イスラエルはどのようにエジプトを出たのか
真夜中、エジプトの初子たちが死ぬと、エジプト全土に大きな叫びが起こりました。ファラオは夜のうちにモーセとアロンを呼び、イスラエルの子らにエジプトを去るよう命じました。エジプト人たちも、民を一刻も早く送り出そうとせき立てました。
イスラエルの子らは、まだ発酵していないパン生地をこね鉢ごと衣に包み、肩に担ぎました。エジプトでぐずぐずしていることができなかったため、持ち出した生地で種なしパンを焼きました。彼らはラメセスを出発してスコテに至り、多くの家畜も一緒に連れて行きました。
出エジプト記12章は、まさにその日に、主がイスラエルの子らを、その集団ごとにエジプトの地から導き出されたと記しています。過越は、主がイスラエルの家々を過ぎ越し、彼らを救われた出来事を覚えるための祭りとして定められました。子どもたちがその儀式の意味を尋ねたときには、この救いの出来事を伝えることになっていました。
今日、出エジプト記12章から確かめたい一つのこと
今日は出エジプト記12章全体を読み、主がイスラエルをエジプトから導き出す前に何を命じられたのか、一文で書いてみましょう。小羊を用意したこと、血を戸口に塗ったこと、急いで食べたことのうち、本文が繰り返し強調している点を自分で確かめてみてください。書き留める文は、「主はイスラエルに命じられ、彼らは命じられたとおりに行った」のように、本文から確認できる事実を一つ挙げるだけで十分です。
聖書箇所
- 出エジプト記12章1~20節
- 出エジプト記12章21~28節
- 出エジプト記12章29~42節
- 出エジプト記12章43~51節
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