創世記9章で神はどのような契約を結ばれたか
創世記9章で神がノアとすべての生き物に結ばれた契約、そのしるしである虹と、いのちを扱う基準を見ていきます。

神はノアとその子孫、そしてすべての生き物に対して、もはや洪水で生き物をすべて滅ぼすことはしないという契約を結ばれました。創世記9章は、この約束とともに、いのちを扱う基準を伝えています。神は虹を契約のしるしとして置かれました。
洪水のあと、神が最初に語られたこと
創世記9章は、神がノアとその息子たちを祝福される場面から始まります。神は彼らに、生み育ち、地に満ちるようにと言われました。生き物を食物として与えられましたが、いのちである血と一緒に食べてはならないとも命じられました。
続いて、人のいのちに関することばも与えられました。神は人のいのちの血を要求すると言われました。人がほかの人の血を流すことについて厳しく語られたのは、神が人をご自分のかたちに造られたからです。
これらのことばは、神が洪水のあともいのちを続けていかれるようにされたことを示しています。同時に、いのちを勝手に扱ってはならないという基準も明らかにしています。神はノアとその息子たちに、再び生み育ち、増え広がるようにと言われました。
契約はノアだけに与えられた約束ではなかった
神はノアとともにいた息子たちに、契約の対象を直接明らかにされました。その契約はノアとその子孫に立てられました。さらに、箱舟から出た鳥、家畜、地のすべての生き物もその対象に含まれていました。
神が明らかにされた約束ははっきりしています。もはやすべての生き物を洪水で滅ぼすことはしないということです。地を押し流す洪水が、二度と起こらないとも言われました。
したがって、創世記9章の契約を人にだけ限定して読むことはできません。本文は、ノアの家族とその子孫だけでなく、彼らとともにいたすべての生き物を繰り返し言及しています。神はこの契約をご自分と地にいるすべての生き物との間に立てられたと पुष्टिされました。
虹は神が定められた契約のしるしだった
神は雲の中に虹を置き、それを世界と結ばれた契約のしるしだと言われました。雲が地をおおい、虹が現れるとき、神はご自分とすべての生き物との契約を思い起こすと語られました。水がすべての生き物を滅ぼす洪水とならないようにされるという約束です。
本文は、虹そのものにいくつもの意味を付け加えてはいません。虹がだれかの心や行動を表すとも説明していません。創世記9章が直接明らかにしている意味は、虹が神が立てられた永遠の契約のしるしであるということです。
このしるしの中心にあるのは、人が神に何を約束したかではありません。神が何を約束されたかです。神は虹を見て、ご自分とすべての生き物との間に立てた契約を思い起こすと語られました。
契約を受けたあとにも示されたノアの家族の行い
本文の後半には、ノアがぶどうの木を植え、ぶどう酒に酔ったことが記されています。ハムは父の裸を見て、二人の兄弟に知らせました。セムとヤフェテは衣を肩にかけ、後ろ向きに入っていって父の裸をおおいました。
ノアは酒からさめた後、末の息子が行ったことを知り、カナンについて語りました。続いて、セムとヤフェテとカナンについて語りました。創世記9章は、この出来事のあと、ノアが洪水の後さらに三百五十年生き、九百五十歳で死んだと記しています。
この後半の出来事が、先に立てられた契約を取り消したという記述は本文にはありません。神が契約を立てられた対象、内容、しるしは、8節から17節に明確に記されています。したがって、この章の契約を確認するときは、神が直接宣言された内容をそのまましっかり受け止めることが大切です。
今日、一文で確認する約束
今日は創世記9章を読んで 8節から17節で、契約の対象、約束の内容、契約のしるしをそれぞれ見つけてください。そのうえで、「神はノアとすべての生き物に対して、もはや洪水で生き物をすべて滅ぼすことはしないと約束し、虹をしるしとして置かれた」と一文で書いてみてください。本文が直接語っている約束を正確に確認する、一つの行動です。
本文の根拠
- 創世記9章1–7節
- 創世記9章8–17節
- 創世記9章18–29節
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