レビ記27章の誓願には、定められた評価額と責任が伴った
レビ記27章は、人や家畜、家、畑を誓願によってささげた場合の評価額と買い戻しの手続きを定めています。繰り返し示される規定が、誓願を立てた人の責任をどのように明確にしたのかを考えます。
レビ記27章の誓願には、自分が口にしたことを定められた手続きに従って果たす責任が伴いました。レビ記27章1節から34節には、人や家畜、家、畑を主にささげると誓った場合、その価を定め、買い戻す方法が記されています。ささげると決めたものを勝手に取り替えることはできず、再び自分の所有に戻すには評価額の五分の一を加えなければならないという規定が、その責任を明確にしています。
人をささげると誓願を立てた場合、定められた評価額がありました
人を主にささげると誓願を立てた場合には、年齢と性別に応じて銀による評価額が定められました。二十歳から六十歳まで、五歳から二十歳まで、生後一か月から五歳まで、そして六十歳以上に分け、それぞれの評価額が示されました。
しかし、誓願を立てた人が皆、同じ金額を負担できるわけではありませんでした。貧しくて定められた評価額を納められない場合には、その人を祭司のもとへ連れて行きました。祭司は、誓願を立てた人の暮らし向きに応じて、改めて価を定めました。基準となる評価額は明示されていましたが、貧しい人に負担できない金額をそのまま求めることはありませんでした。
すべての評価額は、聖所のシェケルを基準としました。一シェケルを二十ゲラとする規定も併せて記されています。人によって異なる基準で価を決めることがないよう、共通の基準が設けられていたのです。
家畜や家、畑を勝手に取り替えることはできませんでした
主への供え物にできる家畜を誓願のささげ物とした場合、その家畜は聖なるものとなりました。良い家畜を悪い家畜と、あるいは悪い家畜を良い家畜と取り替えることはできませんでした。別の家畜と取り替えた場合には、もとの家畜も取り替えた家畜も、ともに聖なるものとなりました。最初にささげると決めたものを取り替え、その選択を覆す道を閉ざす規定でした。
供え物にできない汚れた家畜については、祭司がその状態に応じて価を定めました。誓願を立てた人がその家畜を買い戻す場合には、評価額の五分の一を加えなければなりませんでした。家を聖別してささげた後、再び所有しようとする場合にも、祭司が定めた金額の五分の一を加えました。一度ささげたものを取り戻すには、最初に定められた価以上の責任が伴ったのです。
先祖から受け継いだ畑の価は、畑の広さだけで算定されませんでした。ヨベルの年からささげた場合には定められた評価額が適用され、ヨベルの年が過ぎてからささげた場合には、次のヨベルの年までの残りの年数に応じて価が差し引かれました。畑を買い戻す場合には、評価額の五分の一を加えました。買い戻さずに他の人へ売った場合、その畑を再び買い戻すことはできず、ヨベルの年には祭司の所有地となりました。
他の人から買った畑は、扱いが異なりました。祭司はヨベルの年までの価を算定し、ヨベルの年になると、その畑はもとの相続地の所有者に戻りました。同じ畑であっても、自分の相続地なのか、他の人から買ったものなのかによって結果が異なりました。誓願を立てても、既存の相続関係が消えることはなかったのです。
すでに主のものであるものを、改めて誓願としてささげることはできませんでした
家畜の初子はすでに主のものであるため、それを改めて聖別してささげることはできませんでした。土地の穀物や木の実の十分の一も、主に属する聖なるものでした。牛や羊は、杖の下を通る十頭目ごとに聖なるものとされ、良いか悪いかを調べて取り替えることはできませんでした。取り替えた場合には、二頭とも聖なるものとなりました。
ここには重要な区別があります。人が自発的に聖別したものには、評価額と買い戻しの手続きがありました。しかし、初めから主のものと定められていた初子や十分の一は、新たな誓願の対象にはできませんでした。聖絶したものも、売ったり買い戻したりすることはできませんでした。人の言葉によって、聖なるものの境界を勝手に変えることはできなかったのです。
レビ記27章は、誓願を立てる熱心さ以上に、その後に負う責任を詳しく扱っています。何をささげたのか、それを取り替えられるのか、買い戻すには何を加えなければならないのか、ヨベルの年には誰のもとへ戻るのかが、一つずつ定められました。「ささげます」という言葉は、その場限りの表明では終わらず、財産や選択に具体的な結果をもたらしました。
今日はレビ記27章全体をもう一度読み、「取り替えてはならない」「五分の一を加える」「すでに主のものである」に当たる箇所を一つずつ確認してみましょう。新しい約束を加える前に、すでに神にささげると口にしたことがないか、一つ振り返ってみることもできます。
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